制作実績
ナガオ考務店 カンパニーサイト
「なんのオーダーもない」という究極のオーダーのウェブサイトを、2年以上かけて完成
- 想い
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ナガオ考務店のウェブサイトリニューアルのオーダーは、とても不思議なものでした。
「希望は何もない。とくさん(クリエイティブ・ディレクターの徳永健)の思う、僕(代表の長尾彰さん)とナガオ考務店を表現してくれればいい」と言うだけ。
「費用は500万円以内。期間は200年以内」と、さらにとらえどころがなくなるオーダーもありました。
クラウドボックス創立以来、過去最高の難題だったと思います。
- カタチ
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途方に暮れたCDの徳永は、まずはサイトマップと、仮の原稿を書いて持っていきましたが、「これが、本当にとくさんの表現したい僕なのかい?忖度してない?」と、突き返されてしまいます。
そこで、まずは「組織開発ファシリテーター」という仕事の実態を知るところから始めよう、と、
徳永は長尾さんが楽天大学・中山進也氏と行っていた「チームビルディングプログラム」という、合宿を含む5日間の合宿に参加しました。
そうして、長尾さんという人の仕事の内容、仕事におけるスタンス、大事にしているもの、好きな映画、家族への想いなどをすべて理解していき、その、真面目だけど不真面目に見える性格や、考え抜かれた技術をもっていながら考えていない風に表現するスタイルなどを、どうやってウェブサイトで表現していくか、どんなコンテンツを、どんな技術でどう見せていくか、メンバーと何度も検討を重ねました。そして、完成したのがこのウェブサイトです。
訪れた人に似顔絵を描いてもらうコンテンツや、長尾さんの今日の予定が公開されているコーナー、ページをめくるように横スライドして見ていくUIなど、かなり不思議なテイストのウェブサイトになりました。最初のオーダーから、足掛け2年以上の歳月が過ぎていました。
最終的にウェブサイトを見た長尾さんからのコメントは、「素晴らしい!これだよ、これ!期待以上!」。
一同、胸の中で小さくガッツポーズした瞬間でした。ナガオ考務店とは、その後もクリエイティブ・ディレクションの契約を交わし、長くお付き合いをさせていただくことになりました。
- Date
- 2019/09
- Client
- ナガオ考務店
- Creative Director
- 徳永健
- Art Director
- 園田理明
- Engineer
- 森下誠也